ある看板を見て気付いた事

とある子どもの習い事の看板に『理系就職に強い』との文字を見つけた。
化学実験とかプログラミングといったたぐいの教室である。
つまり、子どもの才能を理系型に導きたい家庭の子どもが通う場である。
そして驚くことに、その募集対象は、なんと幼稚園の年中・年長児。
年中・年長児の頃といえば、興味の対象は実にさまざまで、
純粋に目の前の好き嫌いを自ら決めていく最たる時期である。
にもかかわらず、そこには大人の事情が大きく絡んでいる。
『理系の方が文系より就職に有利だと思うから』
『専門性のある資格をとって年収の良い職に就いて欲しいから』
『プログラミングの知識さえあればどんな職についても重宝されるから』
我が子がこんなに幼いころから20年近く先の職のことにまで親がレールを敷くのかと驚かされる。
子どもの才能とはいったいなんであろう。
損得に支配されず、子どもの純粋な興味のままに楽しく通える教室であることを切に願う。

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